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日本の家はなぜ25年しかもたないのか

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http://www.sairyusha.co.jp/bd/isbn978-4-7791-1800-5.html

断熱材が結露している

グラスファイバーの断熱材 この中の断熱材が結露する 壁の内側に 水分をたくさん含んで 約25年ぐらいで 劣化して 全く使い物にならなくなる

住宅の価格は欧米の1/8

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イギリスの 住宅の 平均寿命は141年アメリカで 103年 日本の住宅は欧米に比べて価格は2倍寿命は1/4 だからツーバイフォー 日本の住宅は欧米に比べてその価値は1/8しかない ということになる

夏の逆転結露が怖い

夏場は冬場と違って 塩ビクロスの 内側 つまり 壁の内部に結露する

冬場はビニールクロスの表面の方に結露しやすい それは新しい住宅の場合、冬場は結露しにくい

以前築30年のアパートに住んだことがあるが 夏は暑く、冬は寒く 壁が結露し 断熱材が 入っていないのかと思った

しかしそれは 断熱材が 入っていないのではなく

もはや劣化して断熱材の機能を果たしていなかったのだ

夏場は壁の内側内部なので 結露しているのがわからない

カビ臭いなと 思って初めて気がつく 気が付いた時には もう手遅れだ

現在日本の多くの住宅で使われてる

グラスウール断熱材

   f:id:sselife:20181105234139j:plain   ファイル:Glass wool insulation.jpg - Wikipedia f:id:sselife:20181106002944j:plain http://www..com/ http://lastresort-ie.com/ieinfo/323

グラスウール 繊維 の表面に水分がつくと表面張力働き水分が離れなくなる

グラスウールの断熱材は水分を際限なく 吸い 続けて屋外に放出できない

水分を含み重くなり 垂れ下がり 断熱材としての機能を全く果たさなくなる

グラスウールの断熱材は耐火材?

一応確認してみたのですが、グラスウールは400℃までは熱に耐えるようです、ただし、マット状の製品であれば表面のビニールは容易に燃えますし、使用されている接着剤は黒煙をあげて燃えます。 ちょっと意地悪な言い方でまとめるならば、「グラスウールに火を近づけた際、表面のビニールは炎を上げて燃え、内部の接着剤が黒煙を上げる。ただしグラスウール自体400℃ぐらいまでは燃えていない」ということになります。 ちなみに炎の温度は大体1200℃~、火事の際の死亡原因のトップは焼死ではなく、黒煙などを吸い込んでの一酸化炭素中毒となっています。 これらのことから私個人の意見ではありますが、グラスウールに関してその他の性能はともかく、耐火性能に関しては一度見直されるべきなのではないかと考えております。

セルローズファイバー断熱施工のゼットテクニカ富山株式会社から引用

この本に登場している山本さんという方の会社のサイトから引用しています

火事のニュースなどで 「よく煙に巻かれて亡くなる」

ということを聞いたことはないだろうか?

グラスウールを 見ると黄色くなってるのに気づくだろうか

グラスウールはガラスなので本来ならば白く見えるはずだ

黄色く見えるのは まとめるのに 接着剤が 使われているからなのだ

この接着剤も燃えると 有害物質を出す

さらに 塩ビクロスからも有害物質が出る

ビニールクロスを張るために 使う接着剤からも出る

石油を原料にしているものは ほぼ例外なく 燃えた際の煙やガスは人体に 有害なものとなる

煙に有害な物質が含まれて いなければ

外に避難する 数分間の間 煙を吸ったとしても 中毒で倒れることはないはずだ

グラスウールに使われている 接着剤や 塩ビクロスなどは 燃えなくても

通常の状態でも 揮発性の 有害物質を放出する

シックハウス症候群などの原因になっているのだ

天然素材のセルローズファイバー

f:id:sselife:20181110213430j:plain セルローズファイバー | 山形県・山形市の新築一戸建て、リフォーム、リノベーションなら感動ハウス

ではどうすればいいのだろうか

その答えが セルロースファイバーの断熱材なのである

セルローズファイバーの原料は、天然の木質繊維であり、一本一本の繊維に元々空気砲があり、それが絡み合うことで、通常の断熱材よりも空気泡が多く含まれています。 お部屋を空気泡で覆うから、室温が放熱されにくくなるのです。

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http://z-toyama.com/

木質繊維は、木である以上燃えやすい素材ですが、ホウ酸という燃えにくい素材と混ぜ合わせることで、木繊維でありながら、燃えにくく、空気泡も損なわれない材質に生まれ変わりました。

実際にセルローズファイバーをガスバーナーであぶっても、写真のように表面しか焦げ付かず、燃え上がることはありません。

防音性

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防音には、音を遮断する「遮音」と、音を吸収する「吸音」の方法がございます。 前者は、質量のあるもので空間を囲うことで、空気の振動を強制的に止める方法です。 例えば、厚いコンクリートで覆われた部屋などは「遮音性」が高いです。

 それに対し、柔らかい素材で「連続気泡」と呼ばれる空気泡同士がつながっているものは、振動を吸収する作用があり、セルローズファイバーは「吸音」という方法で防音します。

 セルローズファイバーは、木質繊維で空気砲が「連続気泡」となっており、吸音性に優れています。

通気性 透湿性

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 元々木には、湿度が高いと湿気を吸い込み、乾燥していると湿気を放出する性質があります。 また、空気泡同士がつながっている「連続気泡」は台所のスポンジのように、通気性、吸水性が高い性質があります。

 そのため木質繊維と連続気泡の性質を併せ持つセルローズファイバーは、雨期には、お部屋の湿気を吸い取り、冬場など乾燥する季節には湿気を外へ逃がすため、結露になりにくく、住宅を長持ちさせる作用があります。

防虫性

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 セルローズファイバーは、耐火性を高めるためにホウ酸を使用していますが、ホウ酸は殺虫剤等にも使用される材料でもあることから、虫が寄り付きにくく、殺菌性も高いことからカビにもなりにくい性質をもちます。 セルローズファイバー断熱施工のゼットテクニカ富山株式会社 サイトからの引用

セルローズファイバー自体は 新素材というわけではなく

1950年代頃から使われていた そうです

要は紙の繊維なのだそうだ

しかし当時は防火や防水加工の技術が 確立されておらず

グラスウールなどの新素材の 断熱材が特に日本などでは

高度成長期頃から 使われるようになった

塩ビクロスなども同時期に 広まった

しかし1980年代後半頃から ヨーロッパやアメリカでは

塩化ビニールによる発ガン性 燃やすことによる ダイオキシンの発生

などが大きな社会問題となり 塩化ビニールの規制が進んでいる

業界と政官の癒着によって

日本ではほとんど規制されていないのが現状だ

アメリカと日本とのシェアの違い

f:id:sselife:20181110213349j:plain セルローズファイバー | 山形県・山形市の新築一戸建て、リフォーム、リノベーションなら感動ハウス

アメリカでは日本とは違い セルローズファイバーが トップのシェアなのです

かたや日本ではたったの0.7%なのだ

アメリカは訴訟大国 消費者の目が世界で 一番厳しい国です

この数字が一番分かりやすい でしょう

セルローズファイバーの 断熱材が最も安全で 性能がよいことを 物語っています

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ゼットテクニカ社との協力会社 でもある 山形県の感動ハウス社においての 実験データです

抜群の断熱保温効果となっています

天然素材ですべてを!

断熱材はセルローズファイバー

ビニールクロスは 壁紙=和紙などの文字通り紙

クロス=文字通り布

などの昔から使われていた 材料を使えばいいのだが

だだ大事なのは断熱材や壁紙 だけでなく

壁や塗料や接着剤なども 天然系素材でなければ

意味がないのです

家を長持ちさせるには

****透湿性が何より

重要だということ****

ですのでビニールクロスを 和紙や布にしても

張るために普通の石油系接着剤を 使っても

透湿性がなくなってしまうので 接着剤自体も天然系素材でなければ いけない

壁や柱や床などにもペンキや ラッカー等の石油系塗料を

仕様すると,これも透湿性が 失われるのでNG

壁を塗る際にも下地に モルタルやコンクリートなどを 塗ってしまっては

これまたNGなのです

すべて天然系素材にして はじめて水蒸気が

屋内外を自由に移動できる ということになります

そうすれば100年200年は 裕にもつ家ができます

どのような天然素材が良いのかは 本書に詳しく書いてありますので どうぞ読んで見てください。